協力、応援、共謀。
こんなことをするのは、いつからなのでしょう?
最初はなのはが、畳んだタオルを引っ張ったんです。
当然、ママは阻止します。
それを見ていたさくらも真似っこ。
もちろん、ママは阻止します。
ここまではよくある風景です。
最初の引っ張りで飽きたのか、なのははそっぽを向いていました。
その時、タオルが崩れないと見るや、さくらがなのはの服を引っ張って、ぐいぐいやっていました。
まるで「あんたが先にやりだしたことでしょっ! 一緒に崩してよっ!」とでも言っているかのようでした。
もしや応援要請?
そんな高度なことができるようになったのでしょうか。
「1人の力でダメなら、2人でやればいい!」
そんなことを理解できるようになったのでしょうか。
たまたまの可能性も高いですが、ちょうど良いタイミングだったので、もしやと思ってしまいました。
そのうち、こんな風に2人で共闘して、ママに歯向かう日が来るに違いない……。
それは、ちょっと、考えたくないです。
2対1だもん、負けそう。
何か壁にぶつかった時に、2人で乗り越えてくれそうな気がした双子のお話でした。