双子を連れての外出にも慣れてきました。
この日はサンシャイン池袋の「もうどく展2」を見に行きました。
私は興味ないんですけどね。
旦那さんが行きたいと仰せなので。
皆、虫とか嫌いなのに、どうして「もうどく展」は人気なのか分かりません。
クモとかムカデとか……うへぇ。
魚もいますけど。
それはまぁ良いのですが、池袋ともなると、人、人、人です。
人がたくさんいる場所に出かけると、双子が発見される回数も増えます。
そのほとんどが、好意的なお声がけです。
今のところ、悪意や皮肉の混じった言葉はかけられたことがありません。
「あら、双子ちゃん!?」
「可愛いわねぇ~」
「いくつ?」
「どっちがお姉ちゃん?」
「お母さんは大変ねぇ」
「うちの親戚にも双子がいてね……」
だいたいこんな流れです。
そして、みんな笑顔なのです。
池袋でも双子パワーは炸裂。
自分からバイバイしてみたり、笑いかけたり、愛嬌を振りまいております。
エレベーターで乗り合わせたお姉さんにバイバイする双子。お姉さんもバイバイしてくれました。
電車の中でスキンヘッドのおじさんと視線を交わす双子。おじさんはにかっと笑って、顔芸で遊んでくれました。
ランチでは、そっけない対応の店員さんだと思ったのに、双子を見て笑顔に。座席から落ちないよう配慮してくれたり、手を振ってくれました。
この日だけでも、いろんな人の笑顔を見ました。
そしてこれまでにも、たくさんの方に声をかけて頂き、皆さん笑顔でした。
こんなに人を笑顔にする力って、すごいことだと思います。
この子たちがいなかったら、その笑顔は生まれてない笑顔です。
エレベーターでは、よそよそしく乗り合わせるだけ。
電車内では、互いに見向きもしない。
ランチのお店では、無愛想な店員さんだと思って終わり。
双子がいたから、人の笑顔や優しさ、温かさに触れることが出来ました。
私は、人に話しかけられるのは苦手です。
双子を連れていて、話しかけられるのも、あまり好きではありません。
それでも。
そんな私でも、双子を連れていて、いろんな方が好意的に見守ってくれて、有難いなぁと思いました。
大変で、避けがちな双子連れの外出ですが、良いところもあるんですね。
* * *
余談。
このお出かけで、2人とも初めて、イスから落ちました。
お尻が滑り落ちるパターンだったら、そんなに神経質にならなくても良いかな~。
と思っていた矢先でした。
2人とも泣くでもなく、(別にどこも痛くないだろうし)きょとんとしていました。
落ちても足から着地なので、平気なんですね。
毎秒、気にかけなくてよくなったので、気持ちが少し楽です。
その分、お皿や大人の食べ物に興味津々で困ることはありますが……。
育児は一進一退。
一つ楽になると次の苦難が訪れるというのは本当ですね、きっと。