双子のお風呂~乳児期~

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双子のお風呂事情は……?

赤ちゃん2人をお風呂に入れる方法には、どんなものがあるのでしょうか。

夏はのぼせないように、冬は寒くないように。双子ちゃんのことを想えば想うほど、お風呂は大変ですよね。

同時に入れる? 待機させておくのはどこで? ご家庭の状況によってお風呂の入れ方は様々です。

たくさんの例を載せておきましたので、参考にしてあなたのおうちにベストな方法を見つけてみてくださいね。

準備するもの

バタバタしがちな2人の赤ちゃんのお風呂。うまく乗り切るためには準備が大切です。下記を参考に必要なものを考えてみましょう。

・ベビーバス、バスチェアやバスマット等
・タオル×2
・肌着×2(寒ければ×4)
・洋服×2(暑ければ不要)
・オムツ×2
・ママも入るならバスローブ等
・お風呂後のミルク×2

首が座っていない場合、赤ちゃんを抱きながら湯を張るには慣れが必要です。赤ちゃんを運ぶ直前に湯を張っておくと良いでしょう。

服は着せやすいように準備します。1人分の衣装をまとめておく、前開きの服は広げておく、等です。前開きの服なら、下着の袖を洋服に通しておくと着せるのが早いです。うちの子たちは冬生まれで、洗濯物をたたむときに3枚重ねていました。短肌着+コンビ肌着+洋服。

ミルクは熱めにつくっておく、粉だけ入れておく、等してお風呂後になるべく早くあげられるようにしましょう。

冬なら浴室を温めます。浴室暖房があればそれで良いのですが、なければ浴室に向けてしばらくストーブをつけておきましょう。もちろん、触ったら危ないので要注意です。ある程度動けるようになったら、温めた後、しまった方が良いですね。

ベビーバスについて言いたい

修正月齢が1カ月になるまでは沐浴ですよね。そのためのベビーバスを用意する方も多いと思います。

ベビーバスの使用期間は一瞬だからいらない、との声もありますが、ベビーバスは結構長く使えますよ。ママが脱がずに双子を入れられ、手早くお風呂を済ませられるのが良いところ。

修正月齢を過ぎたらもう浴槽! 首が座ったらもう浴槽! ということでなければ大活躍だと思います。

ちなみにうちで使っているのはこちら↓

今見たら、対象月齢0ヵ月~3ヵ月になってますね。驚きました。
我が家では1歳2カ月の双子が現役で使用中ですので! 身長・体重は平均より少し下くらいですが、もう少し使いたいです。

入れ方いろいろ

今回は下記の4パターンで記載してみました。

「双子を同時に入れるか」と「ママはお風呂に入るか」

その2項目の組み合わせです。

ママは入らない ママも入る
1人ずつ <1> <2>
2人同時 <3> <4>

おすすめは「<1>双子は1人ずつ、ママは入らない」方法です。

ママが入らないので、お風呂がスピーディに終わるという理由が1つ。

それから、1人1人に集中できるため、多少もたついても大丈夫(溺れてしまう事故や、のぼせたり湯冷めしたりなどの心配が減る)という理由です。

ママが一緒に入らない場合は、双子が寝た隙に入るか、旦那さん帰宅後にゆっくり入れると良いですね。

<1>双子は1人ずつ、ママは入らない。☆おすすめ

先述の通り、

・ママが入らないので、お風呂がスピーディに終わる
・1人ずつ確実に終わらせられるので、事故の心配が少ない
のぼせや湯冷めの心配も少ない。

というメリットがありますね。

我が家はほとんどこの方法で乳児期を乗り切りました。たまに2人同時に入れてみたりもしたのですが、大変だなぁ、ということでこれに戻すのです。

入ってない子は脱衣所で待機パターンとお部屋で待機パターンがあります。

お部屋で待機が目が離れて心配な場合はやめましょう。目の届く範囲に連れてくると安心です。

腰座り前まで

台所の流しやお風呂でベビーバスを使いましょう。

□手順の例

(風呂)①-1(風呂)①-2

①後に入る子(2人目)を待機場所へ移動します。
②1人目を脱がせてお風呂に入れます。
③洗い終わったら服を着せます。
④1人目を待機場所に、2人目をお風呂に入れます。
⑤2人目を洗い終わったら服を着せます。

脱衣所待機はバウンサーやハイローチェア、バスチェアなどの出番ですね。単純にタオルの上に転がしておく、というのもあります。

お部屋待機では、眠っている間に高速で終わらせるのが理想ですね。完全に目が離れますので、待ってる子の安全には注意です。うつぶせ寝は避け、毛布やぬいぐるみなど窒息の原因になるものが顔にかかったりしないようにしましょう。ベビーベッドの柵は必ずあげること。

中にはリビングにベビーバスを運ぶ人もいます。リビングの方が温かい、もう1人のそばにいられるという理由ですが、お湯を準備するのが大変です。

腰座り以降

基本の手順は腰座り前と変わりません。

だんだん動ける範囲が広がっていくので、お部屋で待機は今まで以上に安全に注意しましょう。とくに4センチ以下の小さいものは誤飲の可能性がありますので、絶対に手の届かない場所に置きましょう。

ママがいなくなった途端に泣き出すようになったら、メリーやジム、好きなおもちゃなどで気を引いてみてはどうでしょうか。

我が家では、普段は電気系おもちゃのスイッチは切っていたのですが、ここぞとばかりにプレイジムのスイッチをONにしました。音と光で注意を引き付けます。途中で泣き出してしまうこともありましたが、5分~15分はもつので、それほど長時間泣かせずにすみました。

それももたなくなってくると、脱衣所待機に切り替えました。ママが見えていれば比較的ご機嫌が良かったので、気が楽になりました。

<2>双子は1人ずつ、ママも入る。

修正月齢で1カ月を過ぎたら、双子ちゃんも大人の浴槽に入れます。

・ママも一緒にお風呂を済ませてしまいたい。
・赤ちゃんがベビーバスで暴れて、ママの服が濡れてしまうのが困る。

そんな場合はこの手段を使ってみましょう。

腰座り前・後共通

□手順の例

(風呂)②-1 (風呂)②-2
①2人を脱衣所で待機させ(少し脱がしておくと後が楽)、ママが体を洗います。
②1人目を洗って、湯を張る。
③1人目服を着せる。(ママはバスローブを一時着用)
④2人目を洗って、湯を張る。
⑤服を着せる。
⑥ママも服を着る。

イラストではベビーバスを使っていますが、1人ずつ入れる場合はママのひざ上でもOK。すべらないようにタオル等を敷きましょう。バスマットも楽に洗えて良いですね。その後浴槽で温めてあげましょう。

バスローブやヘアバンドがあると便利です。ママも湯冷めしませんし、赤ちゃんに着せる服が濡れません。

バスローブなんて面倒! ということであれば、先に洗い終わった子は軽く拭いて、場合によってはタオルでくるんだりして、次の子が洗い終わったところで服を着せてあげてもいいですね。ただし、冬場や長時間待たせてしまう場合には湯冷めに注意です。

<3>双子を2人同時に。ママは入らない。

ベビーバスやバスチェア、バスマットを駆使して2人を同時に入れる方法です。

腰座り前まで

□手順の例(ベビーバス×1、バスマット×1の場合)

(風呂)③-1 (風呂)③-2

①1人目を脱がせて洗い、ベビーバスへ。
②2人目を脱がせてバスマットで体を洗います。
③1人目はお風呂から上がります。2人目はベビーバスへ。
④1人目に服を着せます。2人目もお風呂からあがります。
⑤2人目に服を着せます。

時間差で入れる方法です。1人が温まっている時間を利用して、もう1人のお世話ができます。

□手順の例(ベビーバス×2の場合)

(風呂)③-3

①2人をベビーバスに入れて洗います。
②2つのバスに湯を張ります。
③2人に服を着せます。

□手順の例(バスチェア×2、もしくはバスマットのみの場合)

①2人を洗います。
②2人に服を着せます。

冬場は風邪を引きそうで少し心配ですね。赤ちゃんはすぐに体温が奪われてしまいます。こまめにお湯をかけてあげる等して、体が冷えるのを防ぎましょう。傾斜が無いので、シャワーをかける時に少し気を使います。

服を着せるときにも1人が意外と長時間待つことになります。1人肌着を着せたらもう1人に肌着、次に最初の子に洋服を着せて……というように工夫しましょう。

腰座り以降

お座りができるようになると、2人同時入浴に切り替える人が増えてきます。
ベビーバスの形状によっては、1つに2人を座らせることも可能です。

<4>双子を2人同時に。ママも入る。

双子ちゃんとママと3人で入る方法です。

腰座り前まで

□手順の例(ベビーバス×1、バスマット×0~1の場合)

(風呂)④-1

(風呂)④-2
①2人を脱衣所で待機させ(少し脱がしておくと後が楽)、ママが体を洗います。
②1人目を脱がせて洗い、ベビーバスへ。
③2人目を脱がせて洗います。
④1人目はお風呂から上がります。2人目はベビーバスへ。ママはバスローブ等を羽織りましょう。
⑤1人目に服を着せます。2人目もお風呂からあがります。
⑥2人目に服を着せます。
⑦ママも服を着ます。

ベビーバスで待つ子はのぼせないように、逆に、寒くないように、注意してあげてください。湯の量を調節したり、シャワーをかけてあげます。

2人を洗うのに意外と時間がかかるので、ママも体が冷えないようにしましょう。

腰座り前の赤ちゃんが1人で浴槽へつかる方法としては、スイマーバがあります。しかし、ふと目を離した隙に赤ちゃんが溺れてしまうことのないよう細心の注意が必要です。

腰座り以降

腰座り以降でも、ママが頭を洗う時や、1人のお世話をしている時、浴槽の子から目を離さないようにしましょう。

□手順の例(浴槽に浸かる場合)

(風呂)④-3 (風呂)④-4

①2人を脱衣所で待機させ、ママが体を洗う。
②バスマットの上等で双子を洗います。
③浴槽に3人で浸かります。
④ママはバスローブやヘアバンドがあると便利です。
⑤双子に服を着せます。
⑥双子は終わりです。ママも服を着ます。

最初はお湯を少な~くしたほうが安心ですね。双子ちゃんが座った状態で腰くらいでしょうか。慣れてきたら双子ちゃんの胸あたりまで。

2人を同時に洗ったり、浴槽の湯が少なかったり、ママの体が冷えやすいかと思います。風邪を引かないように注意しましょう。

たっちができるようになっても、常に注意は必要です。ママが1人を連れてあがった時の波で残された子が倒れてしまい、溺れてしまうこともあります。かといって2人を抱えて浴槽を出るのも要注意ですよ。バランスを崩したら2人を守るのが難しいですからね。

3人で上がった後、服を着る順番は季節等で変えても良いでしょう。夏ならママが先、冬ならママはバスローブで2人が先など。

こんな乗り越えかたもあります

・手伝ってくれる人がいる時には1人ずつ入れる!

・日中入れる。お風呂は、赤ちゃんの期限が良かったり、ママに余裕のある時間でも大丈夫です。特に冬場は、冷え込む夕方~夜よりも多少心にゆとりができそうですね。

・夏場はシャワーで済ませる。

・1日1人しか入れない。もしくは2日に1度入れる。大きな声で1人親のママには言えないかもしれませんが、それくらい、双子ちゃんのお風呂は大変だということです。赤ちゃんは代謝が良いので、毎日入れてあげるのが理想ではあります。ミルクもよく吐きますしね。ですが1日お風呂に入らなくても、すぐ病気になったりしないので大丈夫ですよ。

・沐浴剤を使う。これについてはもう少し記述してみます。

沐浴剤ってどうなの

入浴剤のように湯に溶かして、その湯で洗うだけ。しかも、すすぎ不要! ということは、上がり湯を用意する必要もないし、洗って流して湯を張りなおして、のような手間がなく、時短。更に保湿効果付きのものも多い。と大変便利な沐浴剤です。

しかし、使用には賛否両論あります。 洗浄力はせっけんよりも弱いので、十分に汚れが落ちず湿疹の原因になると言われているのです。

うちの子たちも生後1カ月~2カ月くらいの期間で沐浴剤を使用していました。実際、少し湿疹が出た時期もありますし、ベビーソープに切り替えた時に洗浄力の高さを感じました。頭から皮脂(?)がはがれてきたのです……! ごめん、双子。

湿疹の原因は(当時は)分からないし、そんなに酷くもなかったので、しばらく様子を見ていた感じです。今も本当に沐浴剤が原因なのかは分かりません。そうかもしれない、のレベルです。

沐浴剤の洗浄力が低いとは知っていました。ですが、助産師さんに確認した時も、使っても良いと言われましたし、短時間で入浴をすませられる、という利点に比重が高かったのです。

管理人は産後の腰痛が酷く、はずれるような感覚がしばらくありました。まだ小さい赤ちゃんなのに、1人を台所で沐浴するので精一杯だったのです。(もう1人は母がしてくれました)

そんなわけで、沐浴剤には本当に助けられました。

でも今は、沐浴剤とベビーソープを併用すれば良かったかな、と、そう思います。当時は併用、ということを思いつきませんでした。

誤解をしないでいただきたいのですが、沐浴剤でも何の問題もない赤ちゃんもいます。というか、うちの双子もとっても元気で過ごしていました。変な病気もしてません。

沐浴剤とベビーソープの特徴を知ったうえで、選択、または併用なさってください。

まとめ

長くなってしまいました……。

参考にしていただける内容でしたでしょうか?

双子ちゃんのお風呂は本当に大変ですよね。でもすぐに成長して、立って、自分で体を洗うようになる、と思いながら乗り切りましょう!

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