双子用ベビーカー、結局どれがいいの
「双子用ベビーカーおすすめ何選!」「人気の2人乗りベビーカー」なんて記事を読むことがあるかと思いますが、「結局どれが良いの? 違いは何?」と思ったことありませんか?
高い買い物ですから、比較検討して納得して購入したいですよね。
忙しいママには調べる時間も惜しいもの。
ぱぱっと一覧になってるページが見たい!
順番に一つずつ紹介してくれるサイトはあるんですけれど、それぞれ、何が他に比べて優れているのか、または劣っているのか、比較してるところが見つかりませんでした。(調べ方が足りなかったのかもしれませんが)
ネットの画面だと大きな表は見にくいかもしれません。でも、それぞれの性能を比較するにはやはり表が良い!
そこで今回、人気の双子用ベビーカーの一覧表を作ってみました!
双子用ベビーカーには、縦型と横型と呼ばれる2タイプがあるのですが、私のおすすめは断然、縦型です。
横型は2人が隣り合うもの、縦型は2人が前後に並ぶものを指します。
縦型の良いところは何といっても、横幅が一人乗りと変わらないところ!
場所を選ぶ横型と違って、縦型ベビーカーなら、狭い歩道もエレベーターも問題なし!まさに双子育児の強い味方なのです。
そういったわけで、今回は縦型ベビーカーの比較をしていきます。
人気の双子用ベビーカー(縦型)比較表
楽天やamazonで人気の商品5つを厳選してみました。
利点は緑、欠点は赤で色付けしています。
赤が少なく緑が多い商品が良い、となりますが、重視するポイントは人それぞれだと思いますので、そこを忘れずにチェックしてください。
※2017/04/29日現在、双子用ベビーカーランキング(楽天とamazonのどちらかでも)上位3位までのもの。
※携帯からご覧の方、見づらくなってしまって申し訳ありません。パソコンで見た方が分かりやすいです。パソコンが手元に無い場合は、画面を横にする、パソコン用の表示にする、など見やすい方法でご覧ください。スマホでPC版のウェブサイトを見る方法
名前 | duoシティhop
(kinderwagon) |
カブース
ウルトラライト グラファイト(joovy) |
ツインプラム
(日本育児) |
シットアンド スタンド ダブル(BabyTrend) | エヴァライトデュオ(Joie) |
---|---|---|---|---|---|
画像 | |||||
参考URL | 日本育児 | – | 二人乗り.jp | 日本育児 | Joie |
本体価格 | 30,000円 | 23,000円 | 30,000円 | 30,000円 | 43,000円 |
別売り品込み価格 | 30,000円 | 37,200円
(リアシート 5,200円、レインカバー9,000円) |
30,000円 | 33,000円(レインカバー3,000円) | 43,000円 |
色 | ブラック/レッド/ネイビー | ターコイズ/レッド/イエロー/ブラック/グレー | ランダムドット | レモンドロップ/ピスタチオ | ブルーバード/チェリー/ツートンブラック |
前席月齢 | 6ヶ月~18kg(3歳頃) | 6ヶ月~約20kg | 6ヶ月~15kg(3歳頃) | 6カ月~18kg(4歳頃)※ベビーシートで新生児から可 | 6か月~15kg(3歳頃) |
後席月齢 | 3ヶ月~18kg(3歳頃) | 6か月~約20kg(リアシート使用) | 1ヶ月~15kg(3歳頃) | 6カ月~18kg(4歳頃)※ベビーシートで新生児から可 | 1ヶ月~15kg(3歳頃) |
前席リクライニング | 3段階(約90~110度) | 3段階(97度、124度、148度) | ×無 | 2段階(約85~120度) | 2段階(110~125度) |
後席リクライニング | 90~130度で自由に | 有(角度不明) | 150度以上 | 約85~150度で自由に | 120~160度で自由に |
ベルト | 5点式。 | 5点式。 | 5点式。 | 5点式。 | 5点式。 |
前後シートの高さ | 段差有 | 段差無 | 段差少ない | 段差少ない | 前席の方が高い |
対面 | ×無 | 2.5歳~後席可。 | スマートキャリーで後席可。 | ベビーシート取り付けで可 | ×無 |
サイズ | 幅52×長さ87×高さ107cm | 幅55×長さ96×高さ105cm | 幅58×長さ110×高さ105cm | 幅55×長さ125×高さ110cm | 幅57×長さ121×高さ107cm |
折りたたみサイズ | 54×116×30cm | 55×109×27cm | 58×105×45cm | 55×125×55cm | 57×108×39cm |
重さ | 9.8kg | 本体重量:9.5Kg/フル装備重量:10.9kg(リアシート分と思われる) | 12kg | 約15kg | 10.1kg |
荷物入れ | 4.5kg。12.5L。 | 有 | 3㎏。50×32×25cm | 2.2㎏。長さ48×高さ19×幅30cm | 4.5㎏。32L。 |
他収納 | 無 | 小物入れが2つ | 背面ポケット | 小物入れ | 無 |
折り畳みかた | 後方中央のペダルを蹴り上げ、後方右のペダルを踏みこみながら、ハンドルを前へ倒す(もしくは前席を持ち上げる) | 両サイドのレバーを持ち上げ、前席を持ち上げる | ハンドル横の左右レバーを引き上げ、前へ倒す(もしくは前席を持ち上げる) | ハンドルのレバーを操作し、前へ倒す(もしくは前席を持ち上げる) | ハンドル部のボタンを押して、手前下に押す。 |
自立 | × | × | 〇 | 〇 | × |
タイヤ | – | – | 23cm | 19cm | 前輪直径18cm / 後輪直径25cm |
ロック、ブレーキ | 右後輪 | 後輪。左右連動 | 後輪。バータイプ。 | 後輪。 | 有 |
幌 | 1つ。後席は完全に覆える | 一つ。スライド式 | 前後それぞれにあり | 前後それぞれにあり | 前後それぞれにあり |
レインカバー | 有 | 別売り(9,000円) | 有 | 別売り(3,000円程) | 有 |
ドリンクホルダー | 本体右に1つ | ハンドル部に2つ | 無 | 両席、ハンドル部に2つで計4つ | 無 |
その他 | レインカバーにUV加工あり。 | ※別売りのリアシート購入前提です。リアシート無しの後部座席は2.5歳から約20kgまで | ハンドルの高さが調整可能 | 立席:2歳半から4歳頃(18kg)まで | ハイシート 後席50cm、前席57cm |
他の別売り商品 | – | リアシート、新生児用カーシート | 後席に、専用アダプター(3,000円くらい)、スマートキャリー(1万5000円くらいのベビーシート) | ベビーシート2台取り付け可。 |
人気の商品を一覧にしてみてまず思ったのは、価格帯が近い!
双子用のベビーカーもピンキリで、5万~7万くらいのもの、はては10万越えのものもいくつかあるのですが、人気どころはやはりコスパ重視の3~4万でした。
それくらいでも十分な機能が揃っているということなのでしょう。
私が持っているduoシティhop(表の一番左)も3万円でした。
それでは、それぞれの項目について考えてみます。
価格
メーカー希望価格ではなく、実際に売られている値段で記載しています。
レインカバー不要で少しでも安く買いたい方はカブースです。リアシートは必須かと思われます。装着しないと、後席が2歳半まで乗れません。本体+リアシートで28,000円程。
レインカバーもあった方が良い、数千円の違いは気にならない方はduoシティhop、ツインプラム、シットアンド スタンド ダブル、が選択肢になるかと思われます。
エヴァライトデュオは今回のラインナップでは少しお高め。
色
完全に好みなので利点、欠点の評価は無しです。
強いて言うのであれば、汚れが目立たない色の方が良いですね。
前席月齢、後席月齢
2人で乗れるようになるのはいずれも生後6ヵ月~でした。腰座り以降ですね。(シットアンド スタンドはベビーシートを2台取り付ければ、新生児から乗れます!)
どちらか片方だけ早めに乗れる場合ですが、あまり便利では無いと思ったので、利点にしていません。
私の場合、購入前は一人でも早く乗れた方が良いと思っていました。
ですが、一人用ベビーカーを安く購入して、”一人ベビーカー、一人抱っこ紐”の方が小回りが利きます。
前席リクライニング、後席リクライニング
リクライニングが大きくできることを利点としました。
想定はベビーカーで寝てしまった場合です。
うちの子はリクライニング無しでも寝られますが、傍から見てちょっと可哀想に見えるかもしれません。
なのでツインプラムの前席リクライニング無しは欠点ですね。
ベルト
いずれも5点式でしたので、優劣ありません。
前後シートの高さ
ここは私はこだわっていたのですが……。
「後席の子にも前の景色が見えた方が良い!」と思って前後で段差があるベビーカーを探していました。
なので私の独断で段差のあるduoシティhopに緑をつけました。
エヴァライトデュオは前席の方が高いという珍しいベビーカーです。面白いですが、後席の子は前見えませんね……。気にしない方もいると思うので、欠点の赤色にはしてません。
むしろ、ハイシートという利点があります。(後述)
対面
最近は対面式のベビーカーが増えましたね。
赤ちゃんが正面ではなくベビーカーを押すママの方を見られる構造のベビーカーです。
ツインプラムは、別売りのスマートキャリー(1万5000円くらいのベビーシート)と、専用アダプター(3,000円くらい)を購入すると、後席のみ可能になります。標準ではできないことと両席できないことで緑色はつけていません。
シットアンド スタンド ダブルはベビーシート2台の取り付けで対面になります。
サイズ
購入時、ここは重要視しました!
走行時、一番コンパクトなのはduoシティhopです。2人乗りなのに非常に小さくて、1人乗りみたいです。
幅は他商品に比べて3cm以上、長さ(奥行き)は9cm以上違います。
高さは気にならないので割愛します。
幅
3cmでそんなに違うのか、とお思いかもしれませんが、正直、その差は大きいです。
ベビーカーを押していて「通れない」ことが一番困りますよね。商品棚と商品棚の間、人とのすれ違い、そんなシーンはたくさんあるのですが、とりわけ顕著なのは自動改札ではないでしょうか?
ベビーカーで電車に乗ることの無い方はそこまで神経質になる必要はないかもしれないので、流し読みしてください。コンパクトにこしたことはないんですけれども。
一般的な自動改札の幅は55cm~60cmです。特に古い改札機は狭いようです。
duoシティhopは52cm。
カブースとシットアンド スタンドは55cmジャスト。
ツインプラムとエヴァライトデュオは57cm以上です。
ということは、一般的な改札は問題なく通れるduoシティhopが無難ですね。
長さ(奥行き)
長い(奥行きがある)ということは、小回りが利きにくいということです。
ちょっとした方向転換をする時にも、スペースも力も必要になります。
縦型はどうしても長くなりがちです。でも、その欠点を最小限にしているのがduoシティhopだと思います。
折りたたみサイズ
どこを幅とするか、高さとするか、というのが各社バラバラではありますが、比較してみました。
一番コンパクトなのはカブース。
逆にコンパクトとは言えないのはシットアンド スタンドでした。
これは置き場の形にもよりますので、どこに置くのか、どんな形が良いのか、一度考えてみましょう。
重さ
最軽量はduoシティhopで 9.8kg。
最重量はシットアンド スタンドで約15kg。
平坦な道で押している分にはそれほど気にならない重量ですが、気になる場面も多いです。
お出かけ時の出し入れに始まり、車への乗せ降ろし、ちょっとした段差、坂道、階段など。
その都度、5kgの差は大きいですね。
荷物入れ、他収納
荷物入れは大きな方が便利です。
エヴァライトデュオはハイシートな分、荷物スペースも広いようですね。
他の収納(背面ポケット、小物入れ等)は正直、後付けできる商品がたくさん出ているので、重要ではありません。
ベビー用品のお店や100均で、背面ポケット、ドリンクホルダー、フック等売っています。
折りたたみ方
各ベビーカーでいろいろとありますが、それほど難しくありません。
自立
私はあまりこだわりませんでしたが、自立した方が便利だとは思います。
外でベビーカーをたたむ機会は多くはないですが、例えば、飲食店に入った場合、たたんで自立すればお店の人に預けやすいですよね。
タイヤ
大きい方が段差などスムーズに乗り越えられます。
ロック、ブレーキ
どのベビーカーにもついています。
幌
直射日光を遮ってくれます。
ツインプラム、シットアンド スタンド ダブル、エヴァライトデュオのように前後それぞれの席についていると安心ですね。
duoシティhopの幌は、1つですが、後席は完全に覆えるようになっています。
カブースは日差しの位置によって幌を移動させることができます。
レインカバー
標準で付いてくるものと、別売りのものがあります。
duoシティhop、ツインプラム、エヴァライトデュオは付属品です。
カブース、シットアンド スタンドは別売りです。
雨が降っているのにどうしても出かけなければならないこともありますし、出かけている時に急に降ってくることもあります。
そんな時のために、レインカバーはあった方が安心です。
双子ちゃん連れで、ずぶ濡れ……なんて想像するだけで大変ですよね。
ドリンクホルダー
上でも触れておりますが、安く買って後付け出来るので、重要ではありません。
その他
ツインプラムはハンドルの高さが7段階で調節可能です。自分の好きな高さに合わせられるので、楽に押せますね。ママとパパの背の高さが違う場合にも役に立ちそうです。
エヴァライトデュオはハイシートで前後席ともに50cm以上あります。一人乗りでは主流になりつつあるハイシートですが、双子用ではまだまだ少ないですよね。地面からの反射熱やホコリから赤ちゃんを遠ざけることができます。
別売り商品
シットアンド スタンドがベビーシート2台取り付け可能です。
2台つければ双子ちゃんが新生児の時から使えます。この価格のベビーカーでその機能は嬉しいですね。
表で比較した結果、おすすめは?
それぞれの特徴まとめ
いろいろ比較してきましたが、自分に必要な機能は何なのかが大切です。
私はduoシティhopを使っていますので、それが一番!と思っているのですが、使う環境によって、どのベビーカーが一番良いかは違ってきます。
「安い方が良い」
「とにかくコンパクトで軽い方が便利に決まってる!」
「後席の子の視界も確保してあげたい」
そんなあなたにはduoシティhopがおすすめ!
「折りたたんだ時の大きさが最重要」
そんなあなたにはカブース ウルトラライト グラファイトがおすすめ!
「幅があっても良い」
「安い方が良い」
「早いうちから1人乗せたい」
「自立は必須!」
そんなあなたにはツインプラムがおすすめ!
「少しくらい大きくても良い」
「重くても大丈夫」
「自立は必須!」
「ベビーシートを買って、新生児から2人乗せたい!」
そんなあなたにはシットアンド スタンド ダブルがおすすめ!
「少しくらい大きくても良い」
「赤ちゃんに優しいハイシートを探してた!」
「荷物が多いから、荷物入れはできるだけ大きい方が良い」
「そのためなら4万円ちょっとは出せる」
そんなあなたにはエヴァライトデュオがおすすめ!
長くなってしまいました。
ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
あなたにとって最適なベビーカーでお出かけしましょう!
参考にどうぞ:縦型の双子用ベビーカー「Duoシティhop」レビュー