わ~お!/おもちゃを渡す。

Eテレを見せると、2人とも釘付けになります。

あまり他の番組は見せないのですが、たまに見るときにはその釘付け度が段違いで、流石子ども向け番組!です。

いろいろと子どもの注意を引くような工夫がされているんですね、きっと。

大人でも見始めるとずっと見てしまいますし。

「テレビを見せろ」と泣きじゃくる、テレビ好きの2人ですが、「わ~お!」や「ブンバ・ボーン!」を見ていても真似をするようなことはありませんでした。

「いつになったら真似して踊るんだろう、私が踊る姿を見せないと踊らないのかな?」

と思い、何度か子どもの前で踊ったことがあるのですが、無理に踊ることもないか、と放置していました。

すると、いつの間にか手をブンブン振り回すようになり、それが「わ~お!」の動作だと気づきました。

わ~お!/おもちゃを渡す

その部分限定ですが、真似て踊りだしました。

私が歌っても、その部分で手をぐるぐるします。

歌と動きが結びついているんだなぁと感心。

* * *

双子間でおもちゃの受け渡しが始まりました。

この時はなのはが渡す側だったのですが、「んっ! んーっ!」と言いながらおもちゃを差し出すのを見て、カンタか!と思いました。トトロの。

「んっ、んっ、んっ」は主に、私に何かしてほしい時の掛け声だったのですが、この場合は相方に「受け取ってほしい」とか「どうぞ」という意味で発せられているようです。

さくらはその時、別のおもちゃを持っていたので少し迷い、一旦それを床に置き、なのはのおもちゃを受け取ります。

やりとりが成立してる!

と思って注視しておりました。

なのは視点で考えると、よく待てるなぁ、とも。

さくらが迷っている間、おもちゃを置いている間、受け取る気が無いと判断してしまいそうなものなのに、なのははじっと待っていました。

その間、短く、数秒ではあったのですが……。

というか私が「受け取る気がなさそうだ」と思ってしまったんだと思います。

早とちりというか、じっくりゆっくり見てないんだなぁと気づきました。

そういう場面はけっこうあって、子どもから離れたい、とか、急かされた気持ちでお世話をしていると、何にも見えていないんですよね。

私が気づかなかったことを、手伝いに来てくれたばぁばが気づいたりすることも多いです。

よく意図を理解できるようにゆったり構えて、子どもと接せられた方が良いんだろうな、とは思います。

なのはのこの瞬間を、ちょくちょく思い出して教訓としたいです。

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